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この記事は、上記のような疑問を持つ方に向けて書いたものです。
特に、ボイストレーニング初心者の方は必見の内容になっています。
適切な練習時間を知って、安全で楽しいボイトレライフを送ってください♪
こんにちは。ひろみちです。
この記事の信頼性を示すために、少しだけ僕のボイトレの経歴をお話しさせてください。
・ボイトレ歴11年 (現在も継続中)
・10代の時、発声が下手すぎて慢性喉頭炎という喉の病気になり、半年くらい歌えなくなる
・しかし、ボイストレーニングで慢性喉頭炎を克服
・トレーニングを続けて、高音域の限界は1.5倍に伸びた
・メジャーのボーカルオーディションに18回挑戦。最終ライブ審査進出の経験あり。
特に、以下に当てはまる方は最後まで読んでみてください。
・毎日2~3時間は発声練習しているけどなかなか発声が上達しない。
・たくさん練習しているのに、どんどん発声が悪くなっている
それでは、一緒に見ていきましょう。
1.ボイトレのちょうど良い練習時間は?

結論からいうと、一人ひとりボイトレをするのに適した練習時間は違ってきます。
喉の筋肉がどれだけ鍛えられているかは、人の数だけバリエーションが存在するからです。
また『あなたが今どれくらいのレベルに位置するのか』『どのくらいのレベルまで上達したいのか』によっても必要な練習時間は違ってきます。
ここでは、発声の習熟度や目指すレベル別にボイトレの練習時間の目安や考え方をお話していきます。
※はじめに一番大切なことをお伝えしておくと、5~10分ほどの短時間練習でも、集中してやればあなたの声はどんどん良くなっていきます。
初心者~初級者・カラオケの上達を目指す場合
まずは、ボイストレーニングを始めて間もない初心者の方の練習時間の目安についてです。
初心者の方は、安定した発声をするために必要な『喉の筋肉』が十分に鍛えられていないことが多いです。
※発声練習は、喉の筋肉や声帯を鍛えてより豊かな声量や響き、声域を獲得するなどそれぞれの目的のために行います。
目安としては15~20分程と考えるのが良いと思います。
声帯は、想像以上にデリケートなので、短時間で集中するのがよいでしょう。
ただ、ボイトレを行っている途中で以下のような症状が出たら、無理をしないで中止してください。
✓声がかすれる・ガラガラ声になる
✓声が割れる
✓喉が痛い
初心者の方で、熱心に練習しすぎて常に声帯が荒れ気味という人をたまに見かけますが、実は危険です。
声帯や喉の使い過ぎは、絶対にやめましょう。
冒頭でお話ししたとおり、昔の僕は声の出しすぎで慢性喉頭炎にまでなりましたが、本当につらかったです。
この記事を読んでいるあなたには、」同じ思いをしてほしくありません。
十分に気をつけてください。
中級者~上級者でプロを目指す場合
ここでは「1年~2年以上ボイトレをやってきているので、少しくらいでは声は枯れません」
という中級~上級者や、プロを目指している方の練習時間についてお話しします。
結論からいうと、30分~60分が目安になります。
初心者~初級者の方に比べると喉の筋肉が鍛えられて、ある程度の発声練習にも声帯が耐えられるようになるからです。
もしもあなたが本気でプロを目指すなら、週5日は発声練習をするのが良いでしょう。
喉の筋肉に刺激を与えるほど、本来持っている発声能力が目覚めたり向上する可能性が高くなるからです。
プロを目指している場合、高音開発トレーニング中心に取り組む人も多いです。
高音開発トレーニングは、声帯にかかる負担が大きいので十分に声帯のコンディションには注意してください。
2.ボイトレのやりすぎには注意

ボイトレのやりすぎには、くれぐれも注意してください。
声帯や喉を本格的に壊してしまうと、想像以上にツライです。
ボイトレを始めると
『はやく高い声が出せるようになりたい』
『はやくキレイな声が出せるようになりたい』と焦ってやりすぎてしまうことも多いです。
さきほどもお話ししたとおり、僕自身も練習のし過ぎで痛い目にあっています(涙)
喉を壊さないために、気をつけるべき最低限のことをお話しします。
練習中には適度に休憩を取る
ボイトレは、つい長時間つづけてやりたくなります。
でも、そこはグッとこらえましょう。
『5分に一回は水を飲んで、1分喉を休める』などあなたの中でルールを決めることをオススメします。
週に一日は喉を完全に休める
特に、発声練習に慣れていない初心者の方にお伝えしたいことです。
週に一回は喉を完全に休めましょう。
プロを目指している方も、喉に少しでも不調や異変を感じたら迷わずに休むことをオススメします。
3.まとめ
今回は、ボイトレの練習時間の目安についてお話しました。
もう一度、練習時間の目安をおさらいをしましょう。
・初心者~初級者または、カラオケの上達を目指す場合
→15~20分ほど
・中級者~上級者で、プロを目指す場合
→30分~60分ほど
そして、冒頭でお話しした通り、一番大切で覚えておいてほしいことは
たとえ5~10分ほどの短時間でも、集中して練習すればあなたの声は日々良くなっていくということです。
あなたが現在どのくらいのレベルにいて、どのくらいのレベルを目指すかに関係なく、発声練習をしすぎて声帯や喉を壊してしまっては本末転倒です。
あなたの声帯や喉は、世界に一つだけしかありません。
日頃から十分に気をくばったり、ケアをしながら練習をコツコツと続けましょう。
今回のおはなしはお役にたてたでしょうか?
少しでも参考になれば嬉しいです。