
こんな要望にお応えします。

結論からいうと、おもに力づくで地声の発声練習ばかりやるようなトレーニングは、効果がないどころか危険なのでやめたほうがいいです。
こんな方におすすめ
- ボイトレを続けているけど、逆に声が出なくなっている
- ボイトレをやればやるほど、声枯れがひどくなっている
- 最近、上達が頭打ちになっている
世の中に存在するボイトレの中には、うまくならないどころか、続けると喉を壊す危険性をもつものも存在します。

- 10代のころ、発声がヘタすぎて慢性喉頭炎になる→6ヶ月間歌えなくなる
- ボイトレで慢性喉頭炎を克服
- 発声練習を頑張って、高音域の限界が1.5倍伸びる
- メジャーのボーカルオーディションに18回挑戦し、最終ライブ審査進出の経験あり。
ボイトレで数々の失敗と挫折を経験して、乗り越えてきた僕がお届けします。
ぜひ、読み進めながら、あなた自身に当てはまらないかどうかチェックしてみてください。
そして、改善のきっかけにしてもらえると嬉しいです。
それでは、順番に見ていきましょう!
1.危険!今すぐやめたほうがいいボイトレ

さっそく、あなたが今取り組んでいる練習が「今すぐやめたほうがいいボイトレ」に当てはまっていないか確認していきましょう。
これからお話していく練習のやり方は、逆効果になったり、どんどん声が出づらくなる可能性が高いです。
特に多いのが、次の5つです。
- 呼気圧迫での高音発声
- 喉を締めつけて高い声を出す
- 発声練習は地声オンリー
- 曲練習だけをやる
- 腹筋や体ばかりを鍛える
順番に解説していきます!
1.呼気圧迫での高音発声
「呼気圧迫」で高音発声を身につけるようとするのは、今すぐにやめたほうが良いです。
呼気圧迫とは、一言でいうと必要以上に強い息を声帯にぶつけて声を出すことです。
呼気圧迫による発声を続けていると、声帯がすぐに乾いてしまって声が枯れやすく、また疲れやすくなります。
長期間、呼気圧迫で無理のある発声をつづけていると、どんどん声帯にダメージがたまったり、痛めることあるのでとても危険です。
僕は、10代の頃に半年間歌えなくなったことがありましたが、原因の9割がこの呼気圧迫でした。
病院の先生に観てもらったら、あと一歩のところで、声帯がジ・エンドしていたそうです。
呼気圧迫によるダメージは、本当に怖いです。
特に、地声中心の発声練習をやっていると、呼気圧迫の状態になりがちです。
「呼気圧迫の傾向がある」という人は、下の記事で解説している効果抜群の練習がオススメです。
2.喉を締めつけて高い声を出す
喉を締めつけて高音発声も、とても危険です。
喉を痛める危険があります。
さきほどお話した呼気圧迫と同じで、初心者の方に多く見られます。
喉を締めつける発声は、最初はいい具合に高い声が出せる場合も多いので、つい続けてしまいがちです。
だけど、それも最初のうちだけで、続けているとだんだん喉に痛みをかんじるようになったり、声が枯れやすくなっていきます。
僕もボイトレの知識など皆無だった時代には「喉を絞めると高い声が出しやすい。どんどんこの方法でカラオケを歌おう」と調子に乗った時期がありました。
すると、どんどん喉は疲れやすくなって、頻繁に痛みを感じるようになりました。
しまいには、そんなにキーの高くない曲を、1曲通して歌うことすらできなくなってしまったんです。
僕と同じ失敗をしないように、あなたは絶対に真似しないでください。
もし今やっているとしたら、すぐにやめることをオススメします。
3.発声練習は地声オンリー
地声の発声だけをやる練習も、喉にとってよくありません。
喉を壊しやすい上に、裏声と地声の筋肉バランスがくずれて、発声能力も頭打ちになりやすいです。
裏声と地声は、同じ強さになっているのが理想的です。

という方は、裏声のトレーニングが足りないのかもしれません。
裏声の発声練習も、積極的にやっていきましょう。
4.曲練習だけをやる
曲練習だけをやるのも、喉にとって良くありません。
理由は、次の2点です。
- 地声中心の発声になりがちなので、喉を壊しやすい
- 喉の筋肉に効率よく負荷をかけられないから
あなたの周りに、発声練習をやらないでカラオケで歌ってばかりいる人の中で、
スケールなどの発声練習を地道にやった方が、喉の筋肉に効率よく安全に負荷をかけられるので上達の仕方が違います。
曲練習だけをやっていても、上達はすぐ頭打ちになり、喉を壊す危険もあるので注意が必要です。
5.腹筋や体ばかりを鍛える
腹筋や体の筋肉ばかりを鍛えていても、発声を向上させることは難しいです。
理由は、当サイトでも繰り返しお伝えしているとおり、発声は喉の筋肉の運動で行われるからです。
筋肉ばかり鍛えても、喉の筋肉が鍛えられないことは、容易に想像がつくと思います。
昔は「いい声を出すには、腹筋を鍛えよう!」という間違った考え方が流行したこともありました。
しかし、げんざいでは腹筋や体ばかりを鍛えても発声能力は向上しないことが分かっています。
「重要なのは喉」です。
なので、ちゃんと発声練習をやる必要があります。
2.世の中にあふれる間違ったボイトレ

これまでに、世の中には本当にたくさんのボイストレーニングのメソッドが誕生しました。
しかし、当然ながらたくさんあればあるだけボイトレの学習者は混乱します。
「どれが本当に効果のある、正しいボイトレなんだろう…」と、あなたも一度は迷ったことがあるはず。
先ほどお話した5つの練習方法の他にも、ボイストレーナーによる感覚重視の指導には注意が必要です。
理由は、声を出している時の感覚というのは個人の体型や顔などの骨格差や、発声の習熟度によって違ってくるからです。
世の中にあふれる間違ったボイトレに振り回されないように、日々アンテナを張っていきましょう!
3.まとめ
今回は、今すぐやめたほうがいい危険なボイトレのやり方について解説しました。
【本気で悩んでいるなら、こちらもご覧ください】
「たくさん練習しているのに、なぜか症状が改善しない・悪化していてツライ」
「失敗せずに最短で理想の歌声に近づきたい」
「本気でボイトレに取り組んで、今よりもっと楽しく歌えるようになりたい」
という人は、
1度はプロボイストレーナーのレッスンを受けてみましょう!
僕も実際に経験したのですが、自分でまったく気づけない声の状態や課題、長所を診断して、最適な練習方法を教えてくれるので上達スピードが何倍も加速します!
あなたの歌声を大きく進化させるのに必要なのは、ほんの少しの勇気だけです。
ぜひこの機会に、無料体験レッスンを受けてみましょう!
少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、良いボイトレライフを!
ありがとうございました^ ^