こんな質問に答えます。
この記事の内容
肌色の…
- 言い換え3つと意味
- 言い換えの理由とその衝撃的な2つの事例
- 肌色と呼ばれなくなったのはいつから?
- 定義は存在しない?日本と海外の意識の違い
結論から言うと
1.ペールオレンジ
2.ベージュ
3.うすだいだい
このように、上3つの言い換えがあります。
この記事では肌色に関する様々な疑問を持っている方に向けて、言い換えの例や理由を解説していきます。
最後まで読めば、肌色の言い換えについて詳しくなれますよ。(意外な事実も次々と明らかに…)
まずは言い換え3つから詳しく見ていきましょう。
もくじ
1.肌色の言い換え3つと意味を解説!
記事冒頭でもお話した肌色が言い換えられたもの
1.ペールオレンジ
2.ベージュ
3.うすだいだい
1.ペールオレンジ
ペールオレンジは英語訳にすると「薄いオレンジ」
英語の意味そのままということ。
でも、肌色よりなんだかお洒落な感じがしますね。
2.ベージュ
ベージュという言葉はフランスからきた色の名前。
言葉の意味は明るい黄色、茶色になります。
3.うすだいだい
ミカン科にダイダイってありますよね。
ダイダイは彩りの良いオレンジ色なので、これを薄くしたものが肌色に近くなるということで、うすだいだいに。
3つとも【海外の言語】というだけで、意味は同じ。
新しい呼び名に慣れていかないといけませんね…。
2.肌色が言い換えられるようになった理由は?なぜ?衝撃的な2つの事例
1.大手文具メーカーの表記変更・改名
20世紀後半に国際化が大きく進む中、人種差別の風潮も少しずつ高まり、
これに配慮した大手文具メーカーの表記変更…、というのが事例の1つにあります。
一度は耳にしたことあるであろう、大手のぺんてるが1999年にペールオレンジに。
また、三菱鉛筆、サクラクレパス、トンボ鉛筆3社が揃って2000年にうすだいだいへ表記変更を行なっています。
2.絵文字のアップデート
ある有名な会社の絵文字がアジアの人の肌の色をイメージした絵文字を使用していると、
非難を受けたことがきっかけで肌の色の種類を増やしています。
言い換えにこのような背景があったとは…、驚きを隠せません。
この事実を知ることでこの言い換えは非常に前向きなもの、ということがわかります。
教育現場では既に当たり前の事かもしれませんが、世間一般ではまだまだこの事実を知らない人も多いのではないでしょうか。
メディアなどで情報をどんどん発信していって欲しいものです。
3.肌色と呼ばれなくなったのはいつから?
肌色と呼ばれなくなったのは事例でも触れましたが、文具メーカーの変更期がきっかけ。
文具大手のぺんてるは1999年に呼び名を肌色からペールオレンジに。
2000年にはサクラクレパス、トンボ鉛筆などが追随するように呼び名をうすだいだいに。
このことから2000年前後を境に、2005年〜2006年にはほとんど使用されなくなったと考えられます。
4.肌色の定義は存在しない?日本と海外の肌色に対する意識の違い
海外の人には日本の肌色のように肌の色に関する定義というものはありません。
世界の国々では様々な人種があり、肌の色もそれぞれ違います。
そのため、日本のように肌色は白にオレンジがかかったような、
もしくはピンクがかかったような色…、というお決まりのような定義が存在しないのです。
アメリカなどの先進国には肌の色が違う人も多く、人種差別の問題には非常に敏感で、肌の色に関する話をすることもあまりありません。
これに対し、日本では人種差別の問題に関しての意識が海外に比べるとまだまだ低め…。
近年日本でも増えてきた国際結婚や渡航者の増加により、肌の色が違う人も増えてきています。
私たちも肌色の言い換えの様に、今後は考え方をアップデートしていく必要があります。
5.まとめ
昭和人間の私からすると正直肌色のイメージがなかなか抜けません…。
しかし、 国際色豊かになったこの時代とともに様々な肌の色の人たちがこの日本にも増えてきています。
肌の色が違う人たちも差別を受けないように、嫌な思いをすることのないように、私たちも意識を少しずつ変えていく必要があるのかもしれませんね。