
この記事では、こんな要望にお応えします。
結論から言うと、裏声を発声すれば簡単に輪状甲状筋を鍛えることができます。
主に初心者の方にむけて書いていますので、できるだけ専門用語などは使わずシンプルな内容にしました。
具体的な練習方法も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
★こんな人は必見です★
「ボイストレーニング初心者です」
「無理なく高い声が出せるようになりたい」
「歌っていると、すぐに声が枯れたり疲れる」
「最近、ボイトレで伸び悩んでいます」
この記事の信頼性を示すために、少しだけ僕の自己紹介をさせてください。
・僕はボイトレ歴10年
・10代の頃に、発声が上手くできず慢性喉頭炎という喉の病気になる→6ヶ月間歌えなくなる
・その後、ボイストレーニングで慢性喉頭炎を克服
・発声練習を頑張って、高音域の限界が1.5倍伸びる
・メジャーのボーカルオーディションに18回挑戦し、最終ライブ審査進出の経験あり。
ボイトレで数えきれないほどの挫折を経験し、乗り越えてきた僕がお届けします。
ぜひ、最後まで読んで実践してみてください。
1.輪状甲状筋とは

輪状甲状筋は、内喉頭筋のひとつです。
簡単にいうと、声帯ヒダを伸ばして伸ばして、緊張させて声を高くする働きをもつ筋肉です。
ボイストレーニングでは、まず徹底的に輪状甲状筋を鍛える必要があります。
特に、高い声(一般的にいわれている、ミックスボイス)の獲得を目指す場合には、最重要になります。
他のものに例えるなら、建築における基礎工事と同じくらい重要です。
どんなにテクニックを身につけても、輪状甲状筋がしっかりと鍛えられていなければ、発声に不快感などが伴います。
理由は、輪状甲状筋がある程度鍛えられて、はじめて地声発声などの際に声帯をうまく閉鎖させることができるからです。
逆に、輪状甲状筋が鍛えられていないと、発声する時に以下のような症状がでます。
・高い声を出すときにのどが絞まる・苦しい。
・高い声を出す時、極端に声を大きくしないと出せない
・歌っていると、すぐに声が疲れる・枯れる
・発声全般が不安定
・音程がうまく取れない
あなたにとって理想的な発声を身につけるためにも、まずは輪状甲状筋のトレーニングに取り組むことをオススメします。
2.輪状甲状筋の鍛え方【純粋な裏声を出す】

それでは、いよいよ輪状甲状筋の鍛え方をお話していきます。
日々コツコツと続けて、あなたの理想とする発声に近づいていきましょう。
息漏れのある裏声を出す
練習方法はシンプルです。
息漏れのある裏声を発声します。
手順は、以下の通りです。
1.まずは、あごを落とした状態で喉の奥を広く開ける
2.1の状態を保ちながら「ウー、ウー」と息漏れのある裏声で発声する
これだけです。
聴覚上は「ウー」ではなくどちらかと言うと「フー」に聞こえるかもしれませんが大丈夫です。
「ウー」の口の形を保った状態で息漏れのある裏声を出していきましょう。
シンプルですが、効果は抜群です。
極力、輪状甲状筋だけを働かせることができるからです。
※「ウー」が上手くいかない場合には、フクロウの「ホーホー」という鳴き声を真似して出してみましょう。
「ホーホー」と息漏れのある裏声を出しても、輪状甲状筋を効率よく働かせられるのでオススメです。
また、息漏れのある裏声をだして輪状甲状筋を鍛える練習をすると、音痴を治す(改善する)にもつながります。
なので、音程が上手くとれなくて悩んでいる人にも、とてもオススメの練習になっています。
3.まとめ
今回は、輪状甲状筋の鍛え方についてお話しました。
発声練習はとてもシンプルですが、効果は抜群です。
僕は、現在もこの輪状甲状筋の発声練習を週に5日はしています。
実感している効果は以下の通りです。
・高い声が楽に出せるようになった。
・長時間歌い続けても声が枯れなくなった。
・カラオケで長時間歌った翌日、喉や声帯の疲れがほとんど残らないようになった。
また、僕の友人2人にこの練習を教えて実際にやってもらったところ、
「高い声が出るようになって声の持久力が上がった」と喜んでいました。
理想の歌声を手に入れるために、日々練習を続けてみてください
。
正しいやり方で練習を続ければ、高い声が出せるようになったり、声に持久力がついてくるでしょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた。