こんな質問に答えます。
今回はリレー種目で聞いたことのある言葉【アンカー】について書いていきます。
結論としてアンカーとは船の錨(いかり)という意味があり、最初は綱引きで使われていた言葉です。
それがリレー種目でも使われはじめてよく耳にする言葉になったのです。
この記事ではアンカーという言葉について知りたい方に由来や語源、言い換えや類語、リレー以外で使われる意外な場面や歴史などを幅広く解説!
最後まで読めばあなたの悩みはスッキリ解消します。
それではどうぞ!
もくじ
1.【リレーのアンカー】名前の由来は?語源も解説
気になる語源・由来です。
語源
アンカーは日本語で船の錨(いかり)や支えという意味をもちます。
錨(いかり)は船がどんな天候でも流されないよう鎖などを海の底に沈める重りの役割をもっています。
由来
アンカーは綱引きによって誕生した言葉です。
綱引きでは自分側へ引っ張る役目と最後尾に大柄でがっしりとした体格の選手が体重をかけ相手側に引っ張られないよう支える役目があります。
そんな綱引きの様子を見た人が最後尾の選手がまるで船の錨(いかり)のようだと思いアンカーと口にする人が増えたのです。
また、錨(いかり)のマークはヨーロッパでは希望や信頼の象徴として
知られています。
試合での勝負ごとでチームの希望や信頼をアンカーに託すという考え方もあり、意味的にも説得力がありますよね。
2.アンカーの言い換えや類語は?
アンカーには2種類の意味がありますのでそれぞれ紹介します。
船の錨(いかり)を意味する言い換え・類語は重しや碇石、船がかりがあります。
リレーや水泳で呼ばれるアンカーの場合は最終走者や最後尾、トリという言い換え・類語となります。
私は、アンカーというとリレーのアンカーくらいしか聞いたことがありませんでした。
この後、アンカーが使われる場面6つをご紹介しますが、恥ずかしながら自分で調べるまでは一つも知らなかったんです。
3.【リレーだけじゃない】アンカーが使われる場面6つ!
あまり知られていない?!
アンカーという言葉が使われる場面を見ていきましょう。
1.綱引きの一番後ろの選手
先ほども説明したように最後尾の選手がどっしりと支えている姿から
アンカーと呼ばれはじめました。
2.水泳リレーの最終選手
水泳メドレー種目の最終選手のこともアンカーと言われるのはよく耳にしますよね。
リレーと同様で綱引きから伝わっています。
3.番組の総合司会者
特に報道関係の総合司会者でニュースをわかりやすく伝え、まとめる役割としてアンカーマン、女性の場合はアンカーウーマンと呼ばれています。
アメリカではアンカーパーソンともいわれています。
4.ラジオ放送のまとめ役
総合司会者と同じようにラジオ放送でラジオ内容を詳しくまとめて
伝える人として呼ばれています。
5.雑誌の最終編集者
取材などで集めた資料や原稿を最終編集する人のことをアンカーマンと呼びます。
6.複数登山での最後尾
登山するときに一列に並んだ際、最後尾の人を表しています。
先頭に立つ人をナビゲーターと呼び、アンカーと二人で登山リーダーとして安全に登山ができるよう誘導する役割があります。
以上、アンカーが使われる場面6つでした!
意外とたくさんありますね。
4.リレーのアンカーという言葉はいつから使われるようになった?
約1900年頃から、オリンピック種目であった綱引きからアンカーと呼ばれ広まっていったと言われています。
リレーではいつから呼ぶようになったのか詳しくは分かっていません。
1900年頃から徐々に他の競技でも使われるようになったと考えます。
5.まとめ
アンカーという言葉は耳にしてたけど意味が分からなかったという方も多かったのではないでしょうか。
船の錨(いかり)と綱引きが深く関係していたなんて、驚きですよね。
リレーだけでなく様々なところでも呼ばれていますが、すべてにおいて最後のまとめ役や支える、信頼を託すといった意味で用いられています。
テレビで陸上や水泳を放送時に、家族や知り合いにアンカーの意味を教えてあげると、もっと最終場面が盛り上がるかもしれませんね。