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【ナスカの地上絵】はなぜ消えない?驚きの理由5つを徹底解説

今回は、ナスカの地上絵が消えない理由について解説します。
結論から言うと、長期保存に適した自然環境の中、人の手によって守られてきたからです。

 

世界遺産にも登録されている地上絵。
作られたのは、諸説ありますが2000年ほど前だと言われています。


ひろみち
テレビなどで有名な地上絵を見ることがありますが、よく考えると数千年経っても絵が残っているのは不思議ですよね。

 

本記事では、絵が消えない理由や作られた目的など、その謎を解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

1.【ナスカの地上絵】なぜ消えない?理由5つ

地上絵が消えない理由は次の5つです。

 

1.管理されている

地上絵は発見されてから、人の手で管理されています。
中でもドイツの考古学者であるマリア・ライヘさんは、研究や保護活動を積極的に行っていました。


絵を守るために、毎日の掃除も欠かさなかったそうです。
遠くから様子が見えるように観測塔も建てています。

 

彼女はすでに亡くなりました。
しかし、彼女の意思を継いで、ドイツの研究所が引き続き保護と研究を行っているそうですよ。

 

2.雨が降らない

ナスカの降水量は、年間でたったの4mmです。
そのため、雨で絵が流される心配がありませんね。

 

日本では1時間で4mm降ることもありますから、それと比較するといかに雨が少ないかがわかりますね。

 

3.土地の構造

地上絵の線の白い部分は、石灰質の白い土です。
この土は湿った空気と混ざり合うことで、セメントのように固まります。


そのため、千年以上経っても風化せず、絵をキープすることができています。

 

4.砂が積もらない

風が吹いて細かい砂などが運ばれてきますが、絵の上に積もることはありません。
それは、温められた空気層が守っているからです。

ナスカは日中30℃程度まで上がり、大変暑いです。


太陽が大地や石を照らすことで地面の温度が上昇し、地面から高さ1mほどの温かい空気の層ができるようです。
この層が、砂が積もるのを防いでくれています。

 

5.野生動物がいない

ナスカには野生動物がいないそうです。
そのため荒らされる心配がありませんね。

 

動物番組で、サバンナではヌーやシマウマが大群で大移動しているというのを見たことがあります。
もしあそこに地上絵があったとしたら、あっという間に消えてしまいそうです。

 

以上5つが、地上絵が消えない理由です。
保存に適した自然環境に恵まれ、その上でしっかりと管理もされているのですね。

 

2.ナスカの地上絵は誰が作った?線の深さは

地上絵は、2000年ほど前に古代ナスカ人によって作られたとされています。

 

「絵を描く」と聞くと、地面の上に描くことを想像しますね。
しかしナスカの地上絵の線は、地面を掘ることによって描かれています。

 

表面の赤黒い面を掘ることで、中の白い土の部分が出てきます。
この白い土の部分で絵を描いているということですね。


掘る範囲は、幅が約1mで深さは10~20cm程度のようです。

「たった10cmでいいのか!」と思いましたが、300mほどの大きな地上絵もあるので、掘り続けるのは気力も体力も使いそうですね。


古代ナスカ人たちは、なぜこんな大変な地上絵を作ったのでしょう。

 

3.ナスカの地上絵はなぜできた?作られた理由

地上絵が作られた理由は諸説あり、明確な理由はわかっていないようです。

具体的には、このような説があります。

・雨が降らないので雨乞いのため
・方角を示すため
・水の流れをコントロールするため
・アートとして鑑賞するため

他には、宇宙人に向けたメッセージではないかという面白い説もありますよ。
個人的には、もしそうだったらすごいなと、この説を押しています!


この時代には宇宙人とコンタクトを取っていたのかもしれないと思うと、神秘を感じますよね。
ただ他の説より根拠が薄いので、可能性は低そうです。

 

4.少しずつ消失している原因

千年以上残っている地上絵ですが、実は少しずつ消失しています。
その原因として、私たち人間の行動が関係しています。

 

過去に、貨物トラックが侵入し、絵の一部が破損したことがあります。
また、埋まっている石灰を掘り出すためにショベルカーが入ったこともありました。


こういうことは度々あるようで、今でも車のタイヤの跡が残ったままの地上絵もあるようです。

 

そして、人間の活動によって引き起こされた、温暖化などの環境の変化も影響しています。
雨が少ない地域ですが、近年は気候変動の影響で一気に雨が降ることがあるようです。


その結果、土砂崩れや洪水によって絵の一部が流されるということがありました。

 

トラックのように直接的にダメージを与えることもあれば、人間の活動による気候変動によって間接的にダメージを与えることもあります。
地上絵を守るのは人間ですが、同じく消失させるのも人間とは、複雑な気持ちになりますね。

 

まとめ

・地上絵は長期保存に適した環境にある
・人の手でも管理されている
・地上絵は地面を掘ることによって描かれている
・消失の危機に直面している

以上、ナスカの地上絵の謎について解説しました。


2000年前と聞いても遠すぎてピンとこないですが、そんなに前のものが今でも残っているのは興味深いですよね。
消失の危機も乗り越えて、今後も何千年と残って欲しいものです。

-その他

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