
この記事では「ミックスボイスが出せなくて困っている」という悩みを解消していきます。
こんにちは、ひろみちです。

- ボイトレ歴10年
- 10代の頃に、発声が上手くできず慢性喉頭炎という喉の病気になる→6ヶ月間歌えなくなる
- その後、ボイストレーニングで慢性喉頭炎を克服
- 発声練習を頑張って、高音域の限界が1.5倍伸びる
- メジャーのボーカルオーディションに18回挑戦し、最終ライブ審査進出の経験あり。
ボイトレで数えきれないほどの挫折や失敗を経験し、乗り越えてきた僕がお届けします。
僕は、昔ミックスボイスが出せなくて、3年以上悩んでいたことがあります。
そんな僕が、ミックスボイスを出せるようになったボイトレも惜しみなく公開します。
こんな方におすすめ
- 「ミックスボイスが出せないから、原因と習得を知って練習したい」
- 「高音の練習を続けてるけど、全然上達しない」
- 「ミックスボイスを自在に操って、カッコよく歌えるようになりたい」
少しでも参考になれば、嬉しいです。
それでは、いっしょに見ていきましょう!
1.ミックスボイスができない原因

まず、ミックスボイスができない原因を知ることが大切です。

と、考えながら読み進めてみてください。
主な原因や理由は、次のとおりです。
- 練習期間が短い
- 高い声になると過度に力んでしまう
- 息の量が多すぎる・強すぎる
- 地声と裏声の強さがアンバランス
- 腹式呼吸ができていない
それぞれを解説します。
1.練習期間が短い
短い練習期間では、ミックスボイス習得は難しいです。
理由は、喉の筋肉を鍛えるには、どうしても時間がかかるからです。
ミックスボイスを習得するまでには、年単位でトレーニングを続ける必要があります。
上達を焦る気持ちはすごく分かりますが、練習をはじめてから3~4ヶ月くらいしか経っていないなら練習期間が短すぎます。
頑張って、もう少し続けてみましょう。
特に、独学の場合には自分で声を聴いて判断する必要があるので、時間がかかったり思うように上達できないことも多いです。
本気で習得したいなら、一度はプロのボイストレーナーのレッスンを受けることをオススメします。
2.高音での過度な力み
高音で喉が過度に力むと、ミックスボイスを出すのは難しいです。
なぜなら、声帯が自由に動けなくなるからです。
ミックスボイスに限らず発声全般にいえることですが、過度な力みは発声の敵です。
まずは、この記事後半でお話する発声練習を続けてみましょう。
3.息の量が多すぎる・強すぎる
息の量が多すぎたり強すぎると、声帯が上手くコントロールできません。
その結果、高音部分でミックスボイスが上手く出せなくなります。
声の高さによって、必要な息の量は決まっています。
そして、じつは高音になるほど必要な息の量は少なくなるんです。
4.地声と裏声の強さがアンバランス
地声と裏声の強さがアンバランス(偏っている)の場合、高音域でスムーズにミックスボイスを出すのは難しいです。
理由は、声帯が上手く閉鎖できなくなるからです。
例えば、地声が極端に強くて裏声が弱い場合には、高い声を出すことそのものが難しくなります。
地声と裏声の発声するときは、それぞれ以下の筋肉が使われています。
地声と裏声の両方を同じくらい十分に鍛えて、初めて安定したミックスボイスが出せるんです。
5.腹式呼吸が身についていない
腹式呼吸が身に付いていない場合、高音部分をミックスボイスでスムーズに出すのは難しいです。
理由は、安定して息を吐くことができていないからです。
声は、肺から出た空気が声帯を鳴らすことで出ます。
息をある程度の時間、安定して吐くことが出来ないとミックスボイスを安定して出すのは難しいです。
2.ミックスボイスを身につけるボイトレ
それでは、いよいよミックスボイスを身につけるボイトレに入っていきます。
詳しい練習方法は【ミックスボイスとは?】練習方法や出し方のコツ・感覚【徹底解説】をごらんください。
さきほどもお話した通り、ミックスボイスを身につけるには、長い時間がかかります。
あせらずに、自分のペースでコツコツと続けましょう。
練習でつまづいたら、この記事を再度チェックしてみましょう。
上達を焦っている場合もあります。
ボイトレで挫折しないためにも、上達を実感するのに必要な期間や周期についても知っておきましょう。
詳しくは、【ボイトレ】効果が出るまでの練習期間と上達の最大化【具体的方法】をご覧ください。
4.まとめ
今回は、ミックスボイスができない原因を中心に解説してきました。
ミックスボイスができるようになるには、まず「なぜできないのか?」原因を知ることが大切です。
原因を知ったら、あとは出来るようになるまで粘り強く練習してみましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、よいボイトレライフを!