「中学生です。休み中の自由研究で科学論文の課題が出ました。書き方や基本構成を教えてください。初めてで全然わからなくて困っています!」
こんな疑問を解消します!
こんな方におすすめ
- 「科学論文を書くのが初めての中学生です」
- 「休み中の自由研究課題で科学論文を書くことになったけど、書き方が分からない」
- 「科学論文の基本構成や、スムーズに書けるコツが知りたい」
中学校の科学論文は、基本構成に沿って書けば意外とカンタンです。
なので、安心してください!
初めて科学論文を書く中学生は、書き方がわからないですよね。
それは、あなただけではなくみんな同じです!
この記事では「科学論文の書き方が分からない」という中学生に向けて、基本構成やポイントを解説します。
本記事をしっかりと読めば、無理なく科学論文を書けるようになりますよ。
ぜひ、読み進めながら実際に作ってみてくださいね。
【あわせて読みたい】オススメ関連記事!
1.【中学生の自由研究】科学論文の書き方と構成(様式)
科学論文を書くうえでいちばん大切な基本構成(様式)を見ていきましょう。
次の順番に書いていきます。
- タイトル
- 序論(動機・目的)
- 準備したもの
- 本論(実験方法・結果・考察)
- 結論
- まとめ(感想)
- 謝辞
- 参考文献
順番に解説します。
1.タイトル
まずは科学論文の表紙として、何を研究したかを大きく書きましょう。
今回は、
「〇〇抽出実験に冷やした〇〇○を使用すると〇〇は増えるのか?」
というタイトルだった時の例を書いていきます。
2.序論(動機・目的)
なぜそれを知りたいと思ったのか?
自分の意見を書きます。
「〇〇という言葉をよく耳にしますが、実際に〇〇を目にすることはほとんどありません。
そこで〇〇から市販されている“自由研究〇〇を調べよう」というキット購入しました。
そして〇〇について調べてみることにしました。・・・そこで〇〇から〇〇を抽出して
観察ことが・・・・」
と言うように、
- なぜ〇〇について研究しようと思ったのかの動機
- それを研究するための方法や目的
について書いていきます。
日頃から「これなんでだろう?」と疑問に思っていることをテーマにすると、書きやすいですよ。
3.準備したもの
例えば、
「今回の研究では、〇〇から市販されている“自由研究〇〇を調べよう キット”」を購入ました。
〇〇から〇〇を抽出できるということなので、今回は〇〇抽出キットと〇〇から〇〇を取り出すことにしました。」
以上のように、研究の時に準備したものを明確に書いておきましょう。
その他、できるだけ細かく具体的に準備したものをかけると良いでしょう。
4.本論(実験方法・結果・考察)
本論は、実験方法・結果・考察で分けて書いていきます。
実験方法
実験内容については、どのような実験をしたのか具体的に書きましょう!
例えば、
「〇〇の抽出キットの標準的な実験方法は、〇〇の〇〇抽出液を室温の
エタノールに滴下して、〇〇を析出させる。これは・・・」
といった具合です。
どのような手順で研究したか?も書くと、わかりやすいです。
結果
「〇〇析出時に冷やした〇〇を使用して温度を下げれば、〇〇の
溶解度が下がるため、〇〇の析出量が増加する可能性があります。」
などと結果を記述します。
※例です。
考察
「実際に、〇〇抽出実験に冷やした〇〇を使用している文献がありました。
そのため、冷やした〇〇は〇〇析出量を増やす目的で使用されていると推測しました。」
などと分析、考察を書いていきます。
書き方のポイントは、短く簡潔にまとめること。
あまり長文で書いてしまうと、一体何が言いたいの?となってしまいます。
簡潔にわかりやすい言葉なら、読んだ人にも伝わりやすいです。
【あわせて読みたい】オススメ関連記事!
5.結論
どんな研究によって何がわかったかを書いていきます。
例えば、
「室温の○〇〇を使用しだ〇〇抽出方法と冷やした〇〇を使用したDNA抽出方法により、
〇〇から○○抽出を行ないました。それぞれの〇〇抽出方法によって析出した
様子を図2に示します(ここに図を挿入します)。
目視で観察した結果、冷やした〇〇○を使用した〇〇抽出方法の方が、室温の〇〇○
を使用した〇〇抽出方法よりも〇〇の析出量が多いという結果になりました。」
最後に、研究したことを整理して書いて、実際にどんな結果が出たかを書きましょう!
私も自由研究の文章を書いたことがありますが、
最後の「結論の部分」は研究の結果「どんなことが分かったか」を最初に書いて、
その後に詳しく説明を入れておくと、読みやすいと言う印象がありました。
6.まとめ(感想)
まとめでは、
- 実際にその研究をしてみて、素直に自分はどう思ったか
- 研究をしてみての感想や意見
を書くといいです。
小さな事でも疑問に思った事、例えば
「自分が予想していた結果とは違い驚いた」
など、率直な感想を書いていきます。
7.謝辞
最後に、その研究を行うにあたって協力してくれた家族、先生などにお礼の言葉を書きましょう。
また、科学博物館の人にも意見を聞いたり、手伝ってもらったりしていたらそのお礼もしっかりと記述するようにしてください。
8.参考文献
参考文献は、書籍名と著書名、HPサイトのURLと閲覧日を記載します。
科学論文なので、その実験をする時に参考にした書籍やHP上のサイトがあれば出典先を明確にしておきましょう。
例えば「エタノール沈殿[ ]」と言う言葉に、ワードで「脚注挿入」をすれば、最後の
【参考文献】の所に
“エタノール沈殿”Wikpedi,https://・・・・・・・
と言うようにURLを記載し、参照日(参照20〇〇-○○-〇〇)と日付を入れましょう。
また、論文を参考にしたのであれば
〇〇 〇〇・・・・・と著書名を記入・「(本のタイトル)(論述年)(51(4):170-178)
と言うように、論述文の記述者、タイトル、論述年、参考にしたページ数を書けば出典先が分かります。
私も実際にこの記事を調べてみて、論文の書き方について思い出しました!
結構面倒だけれど、論文なので出典先・参考文献は著作権を明らかにするものなのでとても大切なんですよ!
2.中学生の科学論文の書き方は意外とカンタン
ここまでみてきたように、中学生の科学論文の書き方は、意外とカンタンです。
「科学論文」という言葉を聞くと、「何だか難しそうだな。」という先入観が湧いてくると思います。
しかし、これまで見てきたように構成や書き方のポイントを押さえれば、スムーズに書けるはずです。
ぜひ、先ほどご紹介した構成とポイントを参考にしながら書いてみてくださいね。
3.まとめ
あなたは「科学論文」と聞くと難しくて、思わず面倒だな…と考えていませんか?
科学って案外日常的な発見につながるし、疑問を持つことによって面白い発見もあるのでとても勉強になりますよ!
気を負わずに、頭を柔らかくして考えてみてくださいね。
少しでも参考になれば嬉しいです。
応援してます!