
本記事では、こんな悩みを解消します。
今回は「吸気発声の地声」に焦点を絞って解説します。
こんな方におすすめ
- 「吸気発声の地声が上手く出せない。上達する方法が知りたい」
- 「吸気の裏声は上手く出せるのに、どうして地声が上手く出せないのか知りたい」
- 「これから吸気の地声練習をはじめるから、情報を集めたい。」
まず簡単に結論からいうと、吸気の地声が裏声に比べて上手く出せないのは、当然のことです。
みんな、最初は吸気の地声よりも、裏声の方が上手く出せるところからスタートします。

と困っている人は、あなた以外にもたくさんいます。
実は、僕も吸気発声の練習をスタートしてから1年以上地声が上手く出せませんでした。
それだけ時間がかかるんですね。
今回は「吸気発声の地声が上手く出せないのは、なんで?上手く出せるようになりたい!」という人に向けて、その理由や具体的な練習方法を解説します。
ぜひ、読み進めながら実際に声を出して練習してみてください。
「もうカラオケで惨めな思いをしたくない」という方へ。
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目次(タップすると該当のページに移動できます!)
1.吸気発声の地声が上手く出せないのはナゼ?【結論:最初は当たり前です】

「吸気発声の地声が裏声と比べると上手く出せない」のは、最初は当たり前です。
理由は「輪状甲状筋(伸展筋)」が
鍛えられていないと、声帯を上手く閉鎖できない仕組みになっているからです。
※↑に書いたことは、呼気発声(通常の息を吐きながら声をだすこと)にも当てはまります。
実際、ほとんどの人が、吸気の裏声よりも地声を出すほうが難しいと感じています。
じつは、僕自身もまわりのボイトレ仲間たちも、吸気の地声を上手く出せるようになるまでには年単位の時間がかかりました。
なので、「吸気の地声が、裏声に比べると上手く出せない」からといってシュンとなって落ち込む必要はありません。
吸気発声の練習を始めたころには、息を吸いながらの地声が上手く出せないのは、みんな同じだからです。
次からは、吸気の地声を上手く出せるようになるための具体的なボイトレをご紹介します。
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2.吸気発声の地声が改善・上達する練習方法【2選】

いよいよ、吸気発声の地声が上手く出せるようになるための具体的な練習方法を解説します。
結論からいうと、繰り返し吸気の裏声発声をします。

と疑問に思ったかもしれませんね。
裏声をトレーニングする理由は、吸気発声の状態で伸展筋に負荷をかけて鍛えるためです。
伸展筋が鍛えられてくると、声帯を上手く閉鎖できるようになってきます。
息を吸いながら(吸気)の状態で伸展筋を上手く働かせることができるようになれば、必然的に地声発声も上達します。
声帯が上手く閉鎖できるようになるからです。
以下、具体的な練習方法です。
【ステップ1】吸気裏声発声「ホッ」
手順は次のとおりです。
- まずは、息を吐きながら(呼気)ふくろうの鳴き声を真似するつもりで口を縦長に開き「ホッ」と短く発声
- 次に、息を吸いながらできるだけ同じ音色になるように「ホッ」と短く発声
- 「1→2→1→2」の手順を繰り返す(呼気発声と吸気発声を繰り返す)
最初は、吸気の裏声は一瞬しかだせないかもしれませんが、徐々に発声できる時間は伸びていきます。
かなり地道なトレーニングになりますが、頑張ってやってみましょう。
【ステップ2】吸気裏声ロングトーン「ホーー」
STEP2は、一つ前の練習よりもかなり難易度が上がります。
手順は次のとおりです。
- 呼気の裏声発声でできるだけ長く「ホーー」と出す。
- 次に、息を吸いながら「ホーー」とできるだけ長く発声する。
最初は過剰な息が喉の奥にぶつかってしまって、咳をしたりむせることがあるので、注意してください。
濡れたバスタオルを口にあてた状態で練習をすると、吸気発声の時に喉の乾燥を防げるためオススメです。
吸気の地声が安定するまでは時間がかかる
さきほどもお話したとおり、吸気発声で安定して地声が出せるようになるまでには年単位の時間がかかることがあります。
実際、僕や周りのボイトレ仲間たちは、吸気発声で安定して地声をだせるようになるまでに、年単位の時間がかかりました。
なので、

と落ち込んでしまうかもしれませんが、気長に取り組んでみてください。
最初から吸気の地声が上手く出せる人なんて、ほとんどいませんから。
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3.まとめ
今回は、吸気発声の地声が裏声に比べて上手く出せない理由と、改善(上達する)方法について解説しました。
息を吸いながら安定して地声をだせるようになるには、まずは徹底的に吸気の裏声を練習することが大切です。
ぜひ、本記事を読みながら、毎日コツコツと練習を続けてみてください。
きっと、現状を打破するきっかけになるはずです。
「もうカラオケで惨めな思いをしたくない」という方へ。自由自在に歌える喜びを手に入れたいなら、始めるのは今しかありません。