今回は、効率のいい雪かきのやり方について解説します。
かんたんに結論からいうと、効率の良い雪かきをするためのポイントは下記のとおりです。
- 準備運動をしっかりとすること
- 体に負担をかけない動作で雪かきをすること
冬になると朝夕の寒さが気になりますね。
天気予報を見ると全国各地で寒気が襲い、特に北海道や東北地方では大雪のニュースが流れ、
屋根に上って雪かきする様子がテレビに映されます。
大雪は北海道や東北に限ったことではありません。
寒波による異常気象による大雪は日本中で起きる
可能性があります。
大雪になったら雪かきはどうしよう?
そう思う人も多いことでしよう。
雪かきは、コツさえわかれば身体に負担をかけることなく楽に雪かきを行うことができますよ。
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読み終わったら、ぜひ実践してみてください。
1.【雪かき】効率のいいやり方は?【楽で安全にするには】
さきほどもお話しましたが、
効率のよい雪かきのやり方とは、
- 準備運動をしっかりする
- 身体に負担をかけない動作で行うこと
この2つがポイントです。
当たり前だけど大切
「え~っ!! 当たり前じゃん」って思った人もいるでしょう。
これにはちゃんと理由があるのです。
準備運動が大切な理由
雪かきって思ったよりも体力を使うんです。
雪の重さは雪の重さは1立方メートル当たりで
大体新雪で150kg以上と言われています。
それゆえ、普段運動しない人が雪かきしたら
身体を痛めてしまいます。
だからこそ身体に負担をかけない
動きをする必要があるのです。
まずは念入りに準備運動。
これって以外と大事なポイントなんですよ。
体全体を使う
雪かきのやり方は足や腰を使って、身体全体を使い
持ち上げるようにする。
背筋を伸ばすことを意識してお腹に力を入れる。
こうすることで背筋の負担を減らし、
腰痛にならず、雪かきをすることができます。
そうして集めた雪をスコップから捨てる時にも
注意する必要があります。
身体をひねって雪を捨てようとしてませんか?
ひねった方が次の雪を集めるのにすぐとりかかれますが、身体に負担がかかります。
雪を捨てる時は身体を正面に向けて捨てた方が
身体を痛めずにすみます。
以上のことを意識しながらやると
スムーズに雪かきを行うことができます。
2.雪かきの服装と道具はどうする?
雪かきを安全に行うために大事なことは、服装。
道具にも気を配り、事故のないように取り組んでいく必要があります。
服装
水がしみないように防水素材の上着を着用しましょう。
防寒も大事ですが雪かきをしていると、
最初は寒くても次第に汗をかいてきます。
汗が冷えると一気に体温が下がり
貧血等を起こす危険もあります。
体温調整のしやすい服装で、なるべく吸水性が高く、
乾きやすい下着を着用するのが望ましいです。
また滑ったり、雪が入らないように長靴を履いたり
頭部を守るためにヘルメットや帽子を着用しましょう。
防水・防寒・安全を意識した服装を心がけましょう。
雪かきの道具
雪かきにあった道具は、豪雪地帯では
専門的な道具があれば作業は楽になります。
滅多に降らない地域では、なかなか道具を揃える
のは難しいと思います。
その場合、家にあるほうきやスコップ。
ちり取りやバケツなどがあれば、十分対応することが可能です。
天気予報などで雪が積もりそうな予報が出たら
早めに道具を取り揃え、
万全な態勢に雪に備えていきましょう。
【裏ワザ】雪かきの道具がない時は?
雪かきの道具がない時は、
少量の雪であれば、代用する裏技があります。
やかんのお湯やお風呂の残り湯を使い、雪を溶かしながら、
ほうきなどで溶けた雪をかき出す方法もあります。
ただし寒い時間帯に行ってしまうと、お湯がすぐに凍ってしまい、
周囲が滑りやすくなってしまい注意が必要です。
3.雪かきの注意点と【やってはいけないこと】
雪かきは危険が伴うことがあります。
例えば、
- 屋根から落下する雪による怪我
- 慣れない作業での体調の悪化
- 作業中の空き巣の被害
雪かき中の事故が起こる原因として、主に下記のようなものがあります。
- 過疎により若い人が減ったことで、高齢者が雪かき作業を行い事故になる
- 高齢化による体力や判断力の低下により事故になる
高齢者の雪かき事故を防ぐためには、下記のことを意識・実践することが大切です。
- 一人で作業させない
- 無理をさせない
- 作業前に命綱を付ける
国土交通省が「雪下ろし安全10箇条」として
事故防止の取り組みがされています。
4.まとめ
雪は、私たちの都合で降る量をコントロールできません。
もし降り積もったとしても慌てずに、正しいやり方で
- 服装
- 道具
- 安全面
に気をつけながら、落ち着いて雪かきをしていきましょう。
あと数ヶ月で春がくる。
それぐらいの気持ちで雪と向き合えたらいいですね。