こんな要望にお応えします。
本記事でわかること!
上司が異動する時のメッセージの…
- 例文12選【一般的なメッセージ・親しい・親しくない・くだけた表現】の4パターン!
- ポイント(伝えるべきこと)
- 気をつけることや注意点は?
今回は、上司が異動する時に贈るメッセージについて解説します。
結論からいいますと、
ビジネスマナーに気を付け、相手のことを考慮して文章を考えることが大切です。
ビジネスマンなら上司が異動になる経験ってありますよね。
実は、その時に贈るメッセージについて悩んでいる人は多いんです。
でも、この記事で紹介している方法でうまくいきました。
今回は、これから上司への異動メッセージを贈る人に向けて、メッセージを考えるときのポイントや注意点を、例文をふまえて解説します。
ぜひ、メモしながら読み進めてみてください。
目次(タップすると該当の見出しにジャンプできます!)
それでは、さっそく例文から見ていきましょう!
1.上司が異動する時のメッセージ例文12選【親しくない場合も含めた「親密度4パターン」】
一言で上司と言っても、一緒に働いたことのない上司から私生活の話をする仲の上司まで、あなたとの距離は全く違いますよね。
そこで今回は、親密度別にメッセージを分けてみました。
- 一般的なメッセージ
- 親しい上司
- 親しくない上司
- くだけた表現を使う
一般的なメッセージ
・〇〇課長
△△(異動先の部署)へのご栄転をお喜び申し上げます。
入社時より至らない部下をご指導いただき、大変感謝しております。
課長にはいつも苦労ばかりおかけして、思い出しては反省するばかりです。
課長が教えてくれたことを忘れずに、これからも努力してまいります。
〇〇課長の今後のご健康とご活躍を心よりお祈りいたします。
・〇〇さん
×年間お世話になりました。
仕事がなかなかうまくいかない私は、いつもご迷惑をおかけしておりました。
そんな私がここまでこられたのは、〇〇さんの粘り強い指導のおかげです。
ありがとうございました。
新天地でのご活躍を祈念しております。
・〇〇部長
△△へのご栄転、おめでとうございます。
部長の下で働けたことを光栄に思います。
部長がいなくなると寂しくなりますが、
今までの教えを胸に精進していきたいと思います。
〇〇部長の新天地でのご活躍をお祈りいたします。
親しい上司へのメッセージ
・〇〇課長
△△への栄転、おめでとうございます。
〇〇さんには入社時よりお世話になりました。
仕事がうまくいかず挫けそうになっていると、
いつも▼▼へ連れて行ってくれたことは忘れません。
〇〇さんがいなくなるのはとても寂しいです。
こちらに帰ってきたときは、またに▼▼連れてってください。
新天地でのご活躍をお祈りしています。
・〇〇さん
これまで×年お世話になりました。
何もわからなかった私に一から仕事を教えてくれて、ありがとうございます。
今の私がいるのは〇〇さんのおかげです。
〇〇さんの教えを胸に、次に繋げられるように頑張ります。
近くに寄った際には、顔を出してください。
〇〇さんの今後のご健康とご活躍を心よりお祈りいたします。
・〇〇部長
〇〇さん、今まで大変お世話になりました。
〇〇さんには仕事上だけでなく、
プライベートのご相談にもたくさんのって頂きました。
日頃から常に感謝をしていましたが、
きちんと伝えることがないまま今日になってしまいました。
遅くなりましたが、いつもありがとうございます。
△△にいっても、私のことを忘れないでくださいね。
△△での益々のご活躍を心より祈念しております。
親しくない上司へのメッセージ
・〇〇課長
今まで大変お世話になりました。
一緒に働くことは多くはありませんでしたが、
課長の仕事に対する姿勢からは学ぶことばかりでした。
〇〇課長のようになれるよう、精進していきます。
新天地でのご活躍をお祈りいたします。
・〇〇さん
×年間、たくさんのご指導ありがとうございました。
〇〇さんがいなくなるのは寂しいですが、
〇〇さんから教わったことを胸に仕事に取り組んでいきたいと思います。
お体を大事にされ、新しい部署でもご活躍なさってください。
・〇〇部長
ご栄転、誠におめでとうございます。
今まで熱心なご指導ありがとうございます。
心より感謝しております。
新天地でのご活躍を、陰ながら応援しています。
くだけた表現を使ったメッセージ
・〇〇部長
△△への栄転、おめでとうございます。
部長のもとで働いたこの×年間、たくさんの仕事を教えて頂きました。
今や私の行きつけになっている、あのお店もその1つです。
こちらに寄られる際にご連絡頂ければ、あのお店を予約しておきます。
飲みに連れてってください。
△△での益々のご活躍をお祈りしております。
・〇〇さん
この度はご栄転、誠におめでとうございます。
入社したての右も左も分からなかった私を、
1から指導してくれたことは今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
〇〇さんに教えて頂いた仕事のコツのおかげで、
それまでが嘘かのように楽しく仕事ができるようになりました。
新天地でもお体に気を付けて、元気に活躍してください。
今までありがとうございました。
・〇〇課長
△△への異動、おめでとうございます。
〇〇課長が異動になると聞いたとき、とても驚きました。
何をするにしても詰めの甘い私をいつもフォローして下さったこと、
とても感謝しています。
課長がいなくなるのはとても心細いですが、
最終チェックを心がけて、これからも頑張っていきます。
部署は変わりますが、また美味しいお店を教えてください。
〇〇課長の今後のご健康とご活躍をお祈りしております。
次にポイントを見ていきましょう。
2.上司が異動するときに贈るメッセージのポイントは?
「一からメッセージを考えたい!でも上手くまとまらない…」
そんなあなたのために、
メッセージを考えるときのポイントをお伝えします!
具体的なポイントは、次のとおりです。
- 感謝やお礼を伝える
- 寂しい気持ちを正直に
- 上司との具体的なエピソードを含める
- 今後の活躍を祈る
一つずつ見ていきましょう。
感謝やお礼を伝える
親しさや好き嫌いに関わらず、上司である以上なにかしらお世話になっているはずです。
相手との距離しだいで言葉使いは変わってくるかもしれませんが、今までの感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
上司のどんな行為なのか、どんな言葉なのか、具体的に何に感謝しているのか書けると〇ですよ。
寂しい気持ちを正直に
社会人になって、「あなたがいなくなると寂しい」と、大人相手に伝えるのは、何だか恥ずかしいですよね。
思っていないのなら書く必要はありませんが、そう感じているのに、恥ずかしいからと伝えないのはもったいないです。
学生時代に贈られた寄せ書きの「先輩がいなくなるのは寂しいです」というメッセージで、胸と目頭が熱くなったこと、ありませんか?
寂しいと伝えられた方は、とても嬉しく感じるものですよ。
私も、後輩から「いなくなって会えなくなるのは寂しいです」とメッセージをもらい、泣きそうになったのを覚えています。
恥ずかしがらずに、寂しい気持ちを素直に伝えましょう。
きっと気持ちが伝わって、上司の方も喜んでくれますよ。
上司との具体的なエピソードを含める
贈る相手が親しい上司なら、具体的なエピソードを積極的にメッセージに入れましょう。
- 助けてもらったこと
- 反省させられたこと
- 忘れられない言葉や
- 飲みに連れて行ってもらった思い出
などで構いません。
そうすれば、他の人には書けないあなただけのメッセージになりますよ。
今後の活躍を祈る
異動すると、働く環境が大きく変わることになります。
もちろん、どんな人でも多少の不安と緊張を感じるはずです。
あなたも、働く環境が変わると思うと、緊張や不安を感じますよね?
「活躍を祈る」と書くことで、
- 味方でいる
- 応援している
という気持ちを伝えましょう。
健康を気遣う言葉でもいいかもしれませんね。
自分を気にかけてくれる人がいるのって、意外と大きな力になるものです。
新天地へ向かう上司の背中をおしてあげることができますよ。
次に失敗しないための注意点を見ていきましょう。
3.メッセージを書くときの注意点は?
注意点も忘れずに確認しましょう。
どんなに心をこめたメッセージでも、受け取った側が嫌な気持ちになってしまうと、自分の気持ちはうまく伝わりません。
せっかく一生懸命に書いた言葉も、伝わらないのはもったいないですよね?
そうならないために、いくつかの注意点があります。
具体的な注意点は、次のとおりです。
- 宛名を書く
- 正しい敬語で丁寧に
- 縁起の悪い言葉は使わない
- 栄転なのか左遷や出向なのかを考えて
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
宛名を書く
ビジネスマナーの基本です。
宛名がないと、本当に自分に宛てられたものなのか不安になりますよね。
どれだけ親しい相手であっても愛称やあだ名ではなく、きちんと
- 「〇〇さま」
- 「〇〇課長」
など、名前と敬称を最初に書くようにしましょう。
正しい敬語で丁寧に
こちらもビジネスマナーの基本です。
どれだけ相手と距離が近くても、あなたの「上司」であるということを忘れてはいけません。
目上の人にあたりますので、きちんと敬語を使い、丁寧な文章を心がけましょう。
縁起の悪い言葉は使わない
はなむけの言葉ですので、縁起の悪い言葉は避けるようにしましょう。
「死」や「苦」はもちろんですが、
他にも
- 散
- 朽
- 衰
- 落
- 失
- 萎
- 老
- 痛
- 倒
なども縁起の悪い言葉とされています。
基本的にネガティブな言葉なので、ポジティブな文章にしていれば自然と避けられるはずですよ。
どうしても使いたい場は、
- 「落ち込む」→「凹む」
- 「失敗する」→「ミスをする」
など別の言葉に言い換えましょう。
また、
- 「もうお会いすることはありませんが」
- 「もうお会いすることもないかもしれませんね」
などの表現もよくありません。
いつ、またどこかで再会するかもしれません。
なので、自分から縁を切るような表現や言葉は使わないようにしましょう。
縁起の悪い言葉は、気をつけていないと知らないうちに使ってしまいがちです。
メッセージを書き終わったら、全体をチェックすることをオススメします。
栄転なのか左遷や出向なのかを考えて
異動といっても、必ずしも栄転であるとは限りません。
実際、左遷や出向などあまり良くない理由の場合もありますよね。
初めて上司の異動を経験する人は、ここが意外と抜けがちなので注意しましょう。
そんな人に向けての「栄転おめでとうございます」「益々のご活躍をお祈りしています」という言葉は、
悪気が無くても相手を嫌な気持ちにさせてしまいます。
その場合、
- 「ご栄転おめでとうございます」→「〇〇年間、お世話になりました」
- 「ご活躍を祈念しています」→「お体に気を付けて頑張ってください」
など、相手に不快感を与えない表現に変える必要があります。
メッセージを書き始める前に、異動理由の確認を忘れないようにしてくださいね。
もしも、異動理由が明確に分からないなら、無難に相手に不快感を与えない表現を使ってメッセージを書きましょう。
ここでも、やはり相手の立場に立って文章を考えることが大切となってきます。
4.まとめ【感謝やお礼・活躍を祈ろう】
上司が異動になったときには、今までの感謝やお礼、寂しくなる気持ち、これからの活躍を祈っていることを伝えましょう。
その中に、上司との具体的なエピソードを含めると、より伝わるあなただけのメッセージが完成しますよ。
また、どんな文章でも宛名をきちんと書き、敬語で丁寧な文章を書くことはビジネスマナーの基本です。
異動の理由に配慮し、
- 相手に不快感を与えない表現
- 縁起の悪い言葉
などを使わないように気を付けましょう。
上司のことを考えながら作った文章なら、あなたの想いはきちんと相手に届くはずですよ。
少しでも参考になれば嬉しいです。
ステキな異動メッセージで、あなたの上司の背中を押してあげてくださいね。