
こんな、練習熱心な人の要望におこたえします。
こんにちは、ひろみちです。

- 10代のころ、発声がヘタすぎて慢性喉頭炎(喉の病気)になる→6ヶ月間歌えなくなる
- その後、ボイストレーニングで慢性喉頭炎を克服
- 発声練習を頑張って、高音域の限界が1.5倍伸ばす
- メジャーのボーカルオーディションに18回挑戦→最終ライブ審査進出の経験あり。
ボイトレでいくつもの挫折や失敗をし、乗りこえてきた僕がお届けします。
こんな人は必見の内容になっています。
「カラオケで高得点をとりたい」
「ロングトーンを身につけて、カッコよく歌いたい」
「ロングトーンが震えるなど、安定しないので改善したい」
ロングトーンを身につけるために、実際に僕が取り組んできた練習を惜しみなく公開しています。
ぜひ、読み進めながら声を出して練習してみてください。
1.ロングトーンとは何か?

ロングトーンは、一言でいうと「音を長く伸ばす発声」のことです。
ボーカリストの歌を聴いていると、よくフレーズやサビの終わりで、声を伸ばしていますよね。
実は、ロングトーンは、発声の基礎が身についてはじめてキレイに出すことができるんです。
結構難しくて、奥が深いんです。
僕も、ボイトレを始めたばかりの頃は息漏れや重度の喉声で、全然ロングトーンが出せませんでした。
でも、後ほどお話する練習を続けた結果、ロングトーンが驚くほど上達したんです。

という人も、安心してください。
コツコツ練習を継続すれば、きっと上達しますから。
2.ロングトーンの時間を計ってみよう
まずは「アー」の母音を地声で出して、何秒声を伸ばせるかを計りましょう。
注意点は、次のとおりです。
- できるだけ、息漏れのない声で
- 喉を締めない
- 声を揺らさない
- 一定の声量をたもつ
- 声量は、口の中で適度に響かせる程度(むやみに大きな声を出さない)
時間を計ったら、メモしておきます。
「ア」が終わったら、「イ」「ウ」「エ」「オ」の母音でも時間を計ります。
すべての母音で行う理由は、
あなたの得意・不得意な母音を把握し、今後の練習にも生かせるから
です。
1ヶ月毎を目安に、ロングトーンが上達しているかチェックしてみましょう。
僕も実際にロングトーンの時間をメモしていました。
モチベーションの維持・向上にもつながるので、とてもオススメです。
3.ロングトーンが続かない原因
ロングトーンが続かない主な原因は、
発声時に、うまく声帯閉鎖ができていない=息漏れが多い
からです。
声帯閉鎖については、【声帯閉鎖とは?】やり方や練習方法を解説します【トレーニング】をご覧ください。
つまり、ロングトーンの上達にはできるだけ息漏れの少ない、効率的な地声発声を身につける必要があります。
4.安定したロングトーンの出し方を習得するボイトレ
いよいよ、安定したロングトーンを獲得する具体的なボイトレに入っていきます。
一つひとつ、しっかりとこなしていきましょう。
まずは、呼吸法の練習からです。
いっしょに見ていきましょう。
腹式呼吸
まずは、腹式呼吸の練習です。
安定した呼気(=息を吐くこと)を身につけるために行います。
安定した息の吐き方が身につくと、それだけ発声も安定してきます。
やり方は、次の通りです。
深く息を吸って、できるだけながい時間、歯のすき間から息を一定量吐き続ける。
発声練習をする前には、かならず腹式呼吸の練習をしましょう。
モチベーションを保つためにも、1ヶ月毎を目安に時間を計って成長の記録をつけましょう。
効果バツグンの腹式呼吸の練習については、【ボイトレ初心者必見】腹式呼吸の練習方法と効果を解説【横隔膜】をご覧ください。
地声発声
地声発声をして、閉鎖筋を鍛えていきます。
練習方法については、【閉鎖筋】の鍛え方を分かりやすく解説します【声帯閉鎖・ボイトレ】の中で、詳しく解説しています。
正しい方法で地声発声を続けると、閉鎖筋が少しずつ鍛えられます。
閉鎖筋が鍛えられると、声帯閉鎖が上手くなっていきます。
もちろん、ロングトーンも必然的に上達していくんです。
ロングトーンを自在に操って、かっこよく歌っている自分の姿を想像しながら、練習を続けてみてください。
きっと、いまよりずっと上手くなれますよ。
5.まとめ
この記事では、ロングトーンが上手くなりたい人にむけて具体的なボイトレを解説しました。
まとめると、
ロングトーンが続かない原因→発声時に、うまく声帯閉鎖ができていない=息漏れが多い
ロングトーンを身につけるためには→主に、地声発声をして、閉鎖筋を鍛える
でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
ぜひ、実際に声を出して日々練習をつづけてみてください。